火災保険の相場は？

火災保険の相場が幾らかについては、かなり気になるものです。
ネット等で相場について色々調べているという方も多いかもしれませんが、満足のいく回答は得られていないかと思います。
それもその筈で、火災保険の相場を弾き出すのはほぼ不可能に近いことなのです。

火災保険にかける金額は、自由に決めることは出来ません。
保険金は、保険対象となる「家」や「家財」の評価額を基準として定められています。
1000万円あれば十分再建するのに十分な家屋に、5000万円の保険金をかけることは出来ないのです。
逆に100万円と、少な過ぎる保険料を設定することも出来ません。
保険金は家屋や家財の評価額によって、算出されていきます。

では一体どういう方法で、評価額が算出されるのでしょうか。
細かい部分に関しては保険会社にもよるかと思いますが、家屋の場合は建築費から求められます。
中古住宅の場合は建築費から物価変動指数をかけて、評価額を割り出していくのです。
ただ一戸建てならばまだしも、マンションとなると話は変わります。
マンションにかかる火災保険は共有部分も含まれているので、建築費から算出することは出来ません。
その時は、新築費単価法と呼ばれる方法を用います。
また建物が建っている場所や建築物の構造によって、保険料は大きく変わります。
基本的には火災のリスクが少ない建物になればなるほど保険料は安く、逆に火災のリスクが高くなればなるほど保険料も高くなります。

保険料の算出は複雑になっているので、相場は幾らだと一概には言えません。
ただもし気になるのであれば、一度見積もりを出してみることをおすすめします。